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「八重ちゃん幻獣!!嘘だろぉおおお!!こ、こんな可愛いのに!!げ、幻獣って一体……八重ちゃん!!」
「は、はぃ……すみません……」
「そう言えば八重ちゃん自己紹介してないわよね?ホラホラちゃんと言ってあげて」
チョコ先生に促され困惑気味、チラッと俺を見ると目を泳がせ志乃ちゃんに助けを求める様にチラッと様子を窺う
うむ!!とでも言いそうな力強さで頷く志乃ちゃん、助けたれやオイ
漸く立ち上がり、お腹の前で指を忙しなくモゾモゾし
「……あ、えぇと……のっぺら坊をやらせてもらってる……八重……です」
「妖怪じゃん!!幻獣て妖怪なのぉ!!えぇ!!だって顔あんじゃん!!マジなら本日一番の驚愕の事実よソレ!!」
「ひゃ!!……ま、まじです、すみません……き、嫌いですか?の、のっぺら…坊……」
「好きだあああああ!!」
「ジョージ!!……あ、あまり八重を驚かせるな!!」
「ちょっと待て!!て事はだ!!小豆洗いとか油すましも居るのか!!いるんだな!!居るって言え!!」
「え…え?……え?い、居ますけど……す、すみません……」
なんてこった……他のチームに捕まえられる前に確保しなくては……下手したらそこの川にいるかもしれないよな
「ジョージ!!何処へ行く!!」
「つつつ捕まえてくる!!油すましと小豆洗い!!餌とかいるかな!!」
「落ち着けバカ!!」
「だって!!……あ!!八重ちゃんサインいいかな!!誰かマジックあるか!!背中に書いて!!」
「チョコ、ジョージ君にコーヒー煎れてやってくれ……落ち着こう……驚くとは思ったが反応が予想と違う」
「だって妖怪大百科に載ってるのよ!!妖怪界のメジャーリーガーよ八重ちゃん!!」
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