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ーチュンチュンー
学生にとって一番苦手な朝がやってきた。
僕はベッドから降りて両腕の大きな傷を隠すため、引出から包帯を取り出し、両腕をグルグル巻きにし、大きな傷を隠した。
それから学院に行く準備をし、御守りのリストバンドを左手首に付け寮を出た。
学院に向かってる途中、あちらこちらから
「〈絶剣(アブソリュート)〉よ」
「あれが噂の〈絶剣〉」
「聖竜(マエストロ)や竜騎士(ドラグナー)を生身の人間のままで何回も勝ったというのが彼なのよね」
そう、この彼こそが2体の竜と契約を交わした竜飼い人(ブリーダー)である。
教室に着き席に着いた、みんなは今頃、自分達の竜の世話をしに行ってるだろう。
しかし、ハクの場合は星刻の中に宿ってる
「ねぇ、アンタは竜の世話をしないの?」
彼女はハクの事が大嫌いであり、俺が竜の世話をしないことにいつもご機嫌斜めである。
「今日の授業は実技か」
ハクは彼女、シルヴィア・ロートレアモンをいつも無視している。
◇◇◇
「ハク・シルヴァルド、私と勝負しろ」
「別にいいですよ」
ハクはシルヴィアの勝負を受け入れた。
ハクは目を閉じ、呟いた
ー汝の気高き翼、我、右腕となせ
ー汝と黒き翼、我、左腕となせ
と、同時に右腕には白い光が輝き、左腕には黒い光が輝き出した。
そして、ハクの前に白銀の竜と漆黒の竜が現れた。
「どっちの竜とやるかはあなたが決めてください」
ハクはシルヴィアに選択肢を与えたが彼女は
「そんなのはどっちでもいいわ2体でかかってもいいわ」
ハクは彼女の言った通りに2体で挑んだ。
今回はどたらが技術が上かスコアで勝負した。
シルヴィアはそんなに技術にはない。しかし、ハクはとてもなく色んな技術を持っている。
スコアは4千の差でハクが勝った
「なんで、なんでアンタに勝てないのよ」
「それが実力いうんです。とても理不尽だと思います」
「なら、、ならアンタが私にいろいろ教えてよ」
「それが僕に出来たら教えますが、僕には出来ません」
「なんで、なんで……うぅ」
「でも力になら……」
ハクが言い切る前にシルヴィアはその場から去ってしまった。
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