「始まりの鐘」

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キーンコーンカーンコーン 「ヤバッ、予鈴鳴っちゃったし、急がなきゃ。」 下駄箱から俺が通う教室、2ーCへ猛ダッシュする。 ガラッ 「やったぜ、これはセーフ。だよな(笑)」 教室の扉を開け、クラスメートに話かけた。 「大丈夫だよ、衛。」 「セーフ、セーフ、良かったね♪」 よしっ、今日もセーフ。 そう思うと、自分の机に行き、授業準備を始める。 その後、周りの奴らと他愛のない話をしてると数分がたった。 ガラッ 「ほら~、ホームルーム始めるぞ。早く席に着けー。」 担任が教室に入ってきた。 (今日も始まるな・・・) 「じゃあ、出席確認するから。愛内。安倍。あま・・・」 ザワザワッ 担任が出席を確認し始めると、教室中は手紙orメールラッシュ。 そうなるきっかけを作ったのは俺らであり俺らの担任、 サトウ ノリアキ 佐東 典明である。
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