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それぞれの扉には、紙に書いてあったとおりアルファベットが書かれている。
そして横にはボタンがあり、扉の上には輝く石の様なものがあった。
「どうすればいいのかしら…」
私は辺りを探索してみることにした。
「個室トイレがあるわね…」
円形の部屋のAとIの扉の横に仮設トイレが置かれている。
私はトイレのドアを開けて中を見た。
そこにはメモが1つ置いてあった。
「えっと…?
『このメモは全員の命を救う鍵となる。
ただし、君の命を危険に晒すことになるだろう。
挑戦する場合はこのメモを台座に置くこと、挑戦しない場合はトイレに流すことだ』
…か」
私の命を賭けなければみんなを救えない、逆に言えば私の命だけを賭ければみんなを救える。
私は迷いなくメモを台座に叩き付けた。
「挑戦するわ!」
すると、床が動きだし下に下がりだした。
どうやらエレベーターのようになっているらしい。
「扉が1つ…?」
私の目の前には扉が1つ現れた。
「入ればいいの…?」
目の前の鉄製の扉をゆっくりと開く、扉の向こうには暗闇が広がっていた。
「何も見えない…」
そうつぶやいた瞬間、明かりが灯った。
目の前に広がるのは、幅3メートル、長さ50メートル程の鉄骨だった
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