笑顔に逢いたくて

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リーダー格の少年のひと声 「何を、 もたもた やってんだ!女一人に …早くやっつけろ!」 次々 とマリカに襲い掛かる。 ウフフ… やる気ね?じゃあ相手になってやるかな?マリカ 怯む事なく向かって行く。 一人 、二人、 三人…次々、やっつける。 祖父に言われて、習った合気道の お陰…? 隠れていた一人が…後ろから棒を振りかざす。 「危ない!!」 その声に振り返りる。 エイッ! ドサッ… 倒れた 6人の少年達の前、腕組みをして立つマリカ 「どう?マリ姉を見くびらないでよ!まだまだ、貴方達には負けないわよ!」 手をパンパン… まだ戦えると余裕を見せる。 少年達はビビっていた。そして…恐る恐るマリカの手にバッグを返す。 財布から一万円を出す。 「さっきは、危ない!! ひと声 有り難う!はい!痛い目したから治療費よ! いつまでもバカな事やってるんじゃないの!バイトでもして頑張れば…汗を流して貰うお金もいいものよ」 ウフフ… そう言って去って行くマリカの後ろ姿をびっくりして見ている少年少女達 久しぶりに走って運動にはなったけれど、ちょっぴり疲れたかな?私も… そして、又 忙しい数日が過ぎて行く。
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