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「お前の先輩さ、本当によく働くよな?俺達の食う物 買うのにさ…」
ハハハ…
「あの小さい体で…お前 、感謝しろよ!」
「感謝してますよー」
傍にいた彼女
「本当小さいんで、びっくりです!私より背が低いし並んで歩いてると、みんなが振り返るの…恥ずかしいから…
離れて歩くと、すぐ手を繋いで来るから横に並んで歩くけど…ここだけの話ちょっとハズイかな?」
どういう事?彼女の本心は…ハズイ!俺と歩くのがハズイってか?
なんだよ! 彼女の気持ちを知った直人
ハズイと思われてたなんて…そんな…さっきまでの楽しいデートはなんだ!
俺は浮かれて買い物までして…まるでピエロ?ピエロなんだ!
ガサッ! 荷物を置く。
「アッ、 お帰り!」
「お帰りなさい!」
黙って自分の部屋に入って行く。
「今の話聞かれたかも…?」
気まずい雰囲気の中、早い時間にみんなが帰って行く。
彼女も帰ると言う‥引き止めて話す気にも慣れず…
深く傷付いた直人の心でした。
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