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近頃…頻繁に起こる目眩に不安が募る直人
自分勝手な思い込みで 軽い貧血と決め付け診察にも行かず無理して働く
深夜は単車をぶっ飛ばし…辛さから逃げるように
うっぷんばらしの日々を送っていた。
そんな、毎日を過ごしているとは全く知らずにいるマリカでした。
その頃
マリカは患者の死と向き合っていた。『急性リンパ性白血病』助けられない人も…
そのため、研究して先輩医師に問う。一人でも多く…
元気になって欲しくて…笑顔に逢いたくて…
久々のウォーキングを…
酔っ払いの事も忘れていた。
道路脇に止まっている車
ボリューム最大の音楽
車の窓は全開?うるさいなあ!と思いつつ、
近づくが車の中には誰もいないくて…
ベンチに横たわる男がいた…関わりたくなくて通り過ぎようとした時
大きな声で呼ぶ
「お姉さーん… お姉さん! 僕ですよ~」
やっぱり、酔っ払らい?いやだなあ…相手にせず足早に歩く。
その時
ドサッ!
大きな音がした。
イテテテ…
「お姉さーん…待ってくれよ~」
振り返ると男が倒れているのでした。
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