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顔を上げる男性のおでこに掠り傷…血が滲んでいるだけ?この酔っ払いは…自業自得なのかな?
こんな風に思う私はいけない医師なのかな?ウフフ…
確か…もう一人居たかな?
向こうから走って来る。また同じ事をやってるんだ…バカな二人?
「すみませーん」
何もせず見ているだけの私
「オーイ、 木田~ お姉さんに見捨てられたよ~僕は…」
起き上がろうともせず倒れたままの男
走って来た男性はマリカを覚えていた。
「あっ!貴女は…この前は有り難うございました。僕は木田陽介と言います。
こいつは河村祥平です。失礼ですが…お名前聞いてもいいですか?」
優しい笑顔の彼に好感を持つマリカ
「私は岸本マリカです!河村っていつも こうなの?酔っぱらって…」
寝転んでいる河村
「はーい!そうですよ~ ダメな奴ですよ~」
「起きろよ!」
木田は河村を起こし、ベンチに座らせる。
マリカの傍に
「すみません…こいつは色々あって…」
消毒の匂いがする。
「お医者さんですか?」
マリカ自分の服を指さす。
「やはり…わかります?今日は普段着なのに…」
ウフフ…
笑みを浮かべるマリカ
笑顔の可愛い!ステキな人だなあ…
マリカに一目惚れの木田でした。
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