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思わず抱き締めてしまうマリカ
「マリ姉…」
「ナオ…会いたかったわナオ、元気だった?」
腕の中の直人は…
あれ?どうしたの?こんなに痩せて…
「ナオ どうしたの?」
下を向いたまま、何も言わずにいる直人…
(やっぱり、甘えちゃダメだ!)
「ゴメン!俺…用事思い出したよ。顔、見たから いいや…又 、ゆっくり話すから…」
そう言って走って行く。
「ナオー 診察に来なさいよ!外来にいるから…わかったのーナオ~」
大声で叫ぶマリカ
後ろ向きにバイバイ…
手を振る直人は何処か寂しそうだった。
会いたかった、ナオに会えたけど…あんなに痩せて…
調子良くないのかな?逃げるように見えたけど?気になりつつ…いつものように病院へ…
夜、心配になり電話するが…仕事中なのか出ない?メールをするのでした。
『一度診察に来て!返信待ってるよ!』
夜中
『OK』と短い返信
少し安心したマリカ
しかし…一週間が過ぎても病院に来ない直人だった。
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