笑顔に逢いたくて

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これから先、この少年にとって…とても辛い事がある。そう考えると可哀想で… 「先生に頭まで下げられては…わかりました。それでは 、よろしくお願いします」 マリカを、信用して病室から出て行く警官 悔し涙を流す少年を、そっと抱き締め背中を撫でてやるのでした。 「大丈夫だよ…辛かったね…ごめんね…」 こんな俺のために、優しくしてくれる?今まで優しい言葉なんて… 一度だってかけてもらった事のない光は、嬉しかった! それから一週間 日々忙しく 患者の治療に…研究に追われ …明日の手術は難しい手術と…調べものをしていた。 病棟から時間が空いたら来てほしい…と 光の病室? 深夜12時を回っていた。どうしたのかな? トントン… ドアを開けると、そこには包帯を取り鏡をジーっと見つめる光の姿があった。
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