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あくる日
少し落ち着きを取り戻した光は反省していた…
午前の診察が終わり…誰もいない所で思いっきり両手を上げ伸びをするマリカ
あっ痛い!
肩を押さえる…昨夜の光の言葉が頭に過る…光は大丈夫かな?
そっと様子を見に行く。
トントン!
そーっと入る。カーテンを開けると…
マリカを見つけた光
「先生!ごめん…俺…悪かった…ごめん!肩 、大丈夫?」
ウフフ…
肩を押さえながら…
「重傷よ!なんて嘘、嘘…大丈夫よ…光 ごめんね…」
「先生がなんで 謝るんだよ悪いのは俺なのに…先生 、有り難う…こんな俺を助けてくれて…本当に有り難う!」
手を握りお礼を言う光の目には涙が今にも溢れそうでした。
マリカの目から溢れる涙
「斎藤 光君!生きててよかったと思ってくれて…有り難う!先生は嬉しい!
これからも頑張って生きて…負けるな!光!マリ姉が着いてるよ!見えにくい時は私が君の目になってあげるよ!」
そう言って微笑むマリカ
「マリ姉!マリ姉って呼んでいいのか?俺の姉ちゃんになってくれるのか?」
頷くマリカ
「こんな俺に、素敵な姉ちゃんか?ちょっと怖い姉ちゃんだけど嬉しい!」
泣き笑いの嬉しい光でした。
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