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ピィピッピィピッと目覚ましのアラームが音が朝だと知らせてくれる。
俺はまだ眠かったので目覚ましを止めずに布団の中に潜り込む。
すると目覚ましはいつの間にか止まり、勢いよく布団を剥ぎ取られた。
夏だと言うのに朝は肌寒く、布団を剥ぎ取られたせいでぶるぶると震えてしまった。
まぁー………
誰が布団を剥ぎ取ったか…………家でこんな起こし方をするのは一人だけしかいない。
あー………
朝っぱらから怒られたくないしー…………
今日から夏休みな訳で…………よし！
寝たふりをしよう！
そう決意を決め、寝たふりをする。
布団を剥ぎ取られてから少しして体を揺さぶられる。
そして一回目の呼びかけ
「朝だぞ、起きろ」
それでも起きない俺。
そして二回目の呼びかけ。
「赤月、起きろ」
ここで返事をしてしまったら……
狸寝入りが分かってしまうので華麗にスルー。
そして三回目の呼びかけ…………
「………起きろ………」
何かイラついているのが手に取るようにわかる…………。
揺すり起こすために置かれた手に力がこもっているのですが………………
四回目の呼びかけ……………
「おい………起きろ……………
起きないと言うのなら……………」
何が起きるのでしょうか？
ま、まさか?!
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