2

2/5
前へ
/11ページ
次へ
とそこに居たのは一人の和服を着た女の子がちょこんとそこに居た。 「大丈夫?」 そう声をかけたら意外そうな表情をされた。 なんだ? 「あ…うん…大丈夫だよ」 そう返事を返してくれたが、急に俺の手を取り走り出した。 「え!ちょ、ちょっと?!」 しょうがないのでついて行く、と木が開けた場所にでた。 その場所には綺麗な池があった。 女の子は池の水を、持ていたハンカチで濡らしてこちらにもどってきた。 そして、また俺の手を取ると袖を捲りあげた。 「えっと………」 女の子が濡れたハンカチを腕にあてた。 「いっー!」 女の子の濡れたハンカチをどかすと擦り傷ができていた。 あぁ…転んだ時にすりむいたか………。 「あの………大丈夫?」
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加