とりあえず戦闘中

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レン「そういえば、さっきから人間じゃない気配を感じるね?」 全くそんなの感じてないけど言ってみた。 ただのハッタリでも情報を引き出すにはもってこいだし。 (ハッタリに決まってんじゃん、マスター) (でも、もし本当に……) (落ち着けってば。動揺したら負けだよ、こういうのは) 使い魔のが落ち着いてるってどゆことーwww レン「あれ、この気配……どっかで覚えがあるような……」 受付「なっ、何のことですか!?私はっ、人間ですっ!!」 (絶対に知られてはいけない。私が、堕天使だなんてこと……。ましてや、母の罪を償って私を天使にしてもらうために、最高神様のお仕事をお手伝いしてるなんて……) ふーん。 そうなんだ。 あれ?でも、最高神ってユイを転生させた神だよな? 本当にあくどいのって、もしかしてそっちか? レン「これって……天使…………?いや、堕天使……?」 受付「いやぁぁぁぁぁぁ」 (なぜ分かった?私は蔑まれたくない。そんなに不完全だった?蔑まれたくない。だから母を見限って、最高神様に罪を許してもらうために、良い世界をつくるお手伝いをしている。堕天使なんて、) 良い世界をつくる……? つくり直そうとしてるのは上級神じゃなかったか? 香黎『なんかやっとるようじゃの』 急に念話が入った。 レン『お久しぶりー。急に念話されるとビックリすんだけど?』 そんなに経ってないのに懐かしい気がするなぁ。 香黎『念話するために相手に伺いをたてるなど聞いたことないわ。二度手間になろう?』 レン『まぁそうだけど。そういや、あのダークエルフどうなった?』 香黎『やはり儀式をすることを望んだのう。今はそれも済んで、祖父母の元で疲れて眠っておる』 レン『そっか。ま、近々顔出すかもー』 香黎『待っておるぞ。で、妾(わらわ)と話しておってそちらは大丈夫なのかえ?』 おっと、忘れてた。 レン『実はさー…………(説明したよ☆)』   香黎『近頃、上級神の臭いが強くなってきたと思うておったのじゃ。そやつは上級神の駒じゃろうて』 へー。じゃあ、上級神に自分は最高神だって騙されてんのかな? 堕天使の2世ってことは、本物の顔も見たことないだろーし。 ん??? じゃあ親を堕としたのはどっち???? .
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