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ピンクのドアでシンディア聖国に来た。
レン「こっからどーするよ?」
ユイ「んー、とりま宿だろ」
レン「じゃあギルドだな」
ユイ「おー」
目立たないようにと裏路地に出るように指定した。
治安はまぁまぁいいのかな?
奥まった路地でも小綺麗な感じだし。
大通りに出てみても行き交う人達の目が死んでない。
ユイ「ま、ありかな」
レン「俺的には無理ー」
お、何か聞こえてる?
ユイ『ここのヤツらは何考えてんだ?』←念話だよ☆
レン『聖王様は素晴らしいとか、今日は聖王様のお姿を拝見できるだろうかとか、とにかく聖王のことばっかで気持ち悪い』
ユイ『そりゃキモイな。洗脳でもしてるんじゃね?』
レン『かもな。どんだけ素晴らしい王が治めてる国でも、王のことしか考えてないのはおかしい』
怪しいねぇ。
ユイ『ま、そんなことより宿だろ』
そのためにはギルドまでの道を誰かに聞かないとだけどねー。
ユイ「おにいさーん。ギルドってどういくのー?」
通りすがりのお兄さんを捕まえてみる。
お兄さん「この道を真っ直ぐ行ったら左手に見えるよ。君も聖王様のお役に立ちたいのかい?素晴らしいね」
うえ、想像以上にヒドいなこりゃ。
ユイ「あ、ありがとなのー」
笑顔がちょっとばかし引きつってしまったのは許してもらいたい。
やっぱ俺も無理だったわ。
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