とりあえず編入試験

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**** ユイ「さて、どうする?」 現在の時刻、15:00。 一日予定を空けていたため暇である。 久しぶりに依頼でも受けるか? レン「そうだな。学費稼がないといけないし」 そういやそうだった。 じゃあ下に行くかー。 レン「なら着替えてからにしろよ」 ユイ「あ」 そうだった。 そういや、学園通い出す前にいくつか服取りに帰った方がいいかな? 今回用意したのは1着だけだ。 連絡は……まぁしなくていいか。 うん。 いつの間にかレンは着替え終わってるし。 俺もさっさと着替えて一息つく。 今は動きやすいラフな格好で、その上からガレイドの時に作ったマントを羽織る。 不審人物? まぁそうだよな。 のぞき込まれても顔が見えないような魔法陣を刻んであるし、自分以外にフードはめくれない。 レンのも同様だ。 これで怪しくない方がおかしい。 レン「独り言言ってないで、準備できたなら行くぞ」 だから俺しゃべってないってー。 レン「え?そうだったのか?」 え?気付いてなかったのか。 そんな心の声って大きく聞こえるもん? レン「あ…れ……?俺、どうやって聞き分けしてた……?」 ユイ「調子悪いのか?」 レン「分かんねえ。何も意識せずに心の声と肉声の聞き分けができてたはずなんだけど……」 おっとっと? ユイ「よし、ちょっと来い!」 レンを巻き込んで空間魔法で外界と遮断する。 魔力を50億くらい解放してみた。 ユイ「どうだ?」 レン「まだ聞こえる……」 それはまた。 次は60億。 レン「ちょっと小さくなった……かな?」 じゃあ70億でどうだ? レン「遠くでささやいてる感じで、聞き取れなくはなった」 ふむ。 魔力量測定用の水晶玉を出してみた。 ユイ「これに触れてみろ」 レン「あぁ」 デジタル式のそれは、44億という数字を表示した。 普通に人間たちのギルドであればZランククラスだろう。 しかし、俺が70億解放してギリギリというほどではないはずだ。 相手の魔力量とレン自身の魔力量はいつの間にか関連しなくなったのか? 最高神「それは僕が説明しようかな」 ユイ・レン「え!?」 最高神「お久しぶりだね!レン君にいたっては初めまして、かな?」 確かに久しぶりかな?そういや。 レン「……どちら様?」 .
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