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最高神「どもども、最高神ですっ!ユイ君の空間は上級神にも察知されないから降りてきたんだー♪」
ユイ「んで、どういうことだ?」
レン「先に最高神ってとこにつっこんでいいか?」
えー、そっからー?
真面目さんだなーレンは。
ユイ「こいつ、最高神。俺を転生させたヤツな。万物を創造したらしいぞ」
最高神「ま、最高神ってのは役職みたいなもんで、創ったのは僕の前の最高神だけどね。神は“神の器”を持って産まれた人間が生きている間に器へ力を溜めてなるものなんだよ。だから、器に溜めた力を使い切ったら消滅しちゃう。神の仕事は消滅を恐れて出し惜しみなんてしてらんないことばかりだしね」
へぇ、そうだったのか。
最高神「ユイ君には説明したと思ってたんだけど、忘れちゃったかな?」
うーん、転生する時の説明はあんま聞いてなかったからなー。
読者のみなさんへの説明もはしょってたし。
……え?メタ発言?
俺が今まで自重したことあったか?
これからもしねぇw
レン「では、現上級神もいずれは消滅すると?」
最高神「そうそう。でも力をケチるタイプだし、交代したばかりだからあと億単位で続くよ。その間に彼の目論見は達成してしまうだろうね」
そっかー。
上手く行けば消滅するかなって思ったんだけどやっぱ無理か。
最高神「次の管理者が見つからない限り消滅して欲しくもないけどね。でないとこの世界そのものが崩壊しちゃうから」
そういやそうだったな。
なかなか大変だ。
最高神「神の器を持つ者は誰にも分かんないし、いつ産まれるかも分かんない。いたとしても力がある程度たまってなきゃ世界の選定にはかけられないんだ」
レン「そうですか。交代したばかりということは、しばらくは産まれないだろうということですね?」
最高神「そうだねー。そろそろ500年くらいは経ってると思うけど、1人の神の時代が何億年って続くと考えればまだまだ産まれない可能性が高いよね」
じゃあ現上級神を更正させなきゃならんということか。
面倒くさいな。
俺、熱血漢でもなんでもないし。
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