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レン「そろそろ本題に戻っても?」
ユイ「自分でずらしたくせにー」
レン「いや、最高神ってとこにはつっこんどくべきかと」
そうかぁー?
どうでもよかったような?
最高神「あ、そうだ。もう一つ忘れていたんだけど、これ返そうと思ってたんだよね」
最高神の手の上にあるのは黒い塊……。
なんかもぞもぞ動いてる?
鳥?
レン「あ」
ユイ「ん?」
レン「これ、お前の使い魔じゃね?」
ユイ「あぁ!」
思い出した!
そういえばそんなヤツもいたな!
最高神「フェニックスの幼獣を使い魔にしといて忘れられるってユイ君らしいねw」
ユイ「え?これ不死鳥なのか?」
火の鳥で有名な?
でも羽とか黒いぞ?
最高神「もう少し成長したら変わるんじゃない?それか変異種か」
そういうもん?
鳥「なんで呼び出してくれなかったんだよ……」
羽の中からようやく顔をのぞかせた鳥は弱々しい声で言う。
ユイ「使い魔の必要な場面に遭遇しなかったから?」
鳥「なんで疑問形なんだ!俺はなぁ、奴隷市場で変なヤツに買われて散々な目に遭わされて、死ぬ気で脱出したら今度は魔の森で遭難して、もう死ぬしかないって覚悟したんだぞ!!」
ユイ「知らんし」
鳥「主人ならちゃんと面倒見ろよ!」
ユイ「あー、うん。つまりは危険な場所は嫌なんだよな?」
このテンションは着いてけねー
ユイ「俺らの話が終わったらこの空間お前にやるよ。お前の好きに設定できるようにするし。ここから俺の呼びかけに応えてくれりゃいいから」
鳥「本当か!?」
そんなんでいいなら好きにしたらいい。
うるさいヤツが周りにいてもめんd……面倒なだけだし。
ユイ「だからとりあえず黙れ?」
鳥「分かった!」
聞き分けは良いんだよな。
レン「……そろそろ本気で本題にいきたいんだが」
ユイ「さっきのは本気じゃなかったのか?」
レン「……もういい」
ユイ「はいはい拗ねるな。最高神、説明よろ」
最高神「はいはーい」
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