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レン「助かったよ、ユイ」 満面笑みのレン。 ほんとに、イイ性格になったよなー。 出会った頃は人を疑わなさすぎたし、なんでもかんでも自分でやろうとして危うかったのに。 ユイ「はいはい。さて、レインボードラゴンさんよ」 ドラゴンに向き直る。 ユイ『山抉る気か?お前の場所じゃねぇのかよ』 言葉が通じるか分かんなかったから念話してみた。 ドラゴン『今のはどうやったんだ?』 ユイ『会話が噛み合ってないな』 ま、スカーレット国にはドラゴンもいるし龍人族もいるもんなぁ。 そいつらは普通にしゃべってるんだから理解は出来るだろうと思ってたよ? ……かなりマイペースな感じだけど。 ユイ『人型になれたりすんのか?』 ドラゴン『まぁ、なれんことはないな』 ピカッと光ったドラゴンは、首から色とりどりの首飾りをかけた浅黒い肌の金髪イケメン。 紫色の目はキャッツアイみたいな筋が入ってる。 あ、ちなみにちゃんと服は着てたぞw 上下黒のパンクっぽい服装で、首飾りだけ色が氾濫してる。 ドラゴン「お前たち、人間ではないな?」 ありゃ、バレちゃった? てか、人型だと普通にしゃべれるんだな。 レン「なんで分かった?」 ドラゴン「そちらの子どもの使った魔力が我らに近かったからだ。お前もよく見てみれば我らに近い」 そいや、魔族は魔力の種類が分かるんだった。 レン「そりゃそうだろ。俺ら魔族だし」 ドラゴン「そうであったか。しかし、なぜ人の国にいる?」 ユイ「外遊ってやつ?他の国も見てみようかと思ってな」 ドラゴン「ほう、酔狂な」 酔狂とか初めて言われたわwww ドラゴン「人型は王族に多いと聞く。お前たちもか?」 レン「いや、俺は庶民。ユイは王弟」 ドラゴン「左様か。それは失礼した」 片膝ついて頭を垂れたドラゴン。 地味に傷つくわ、それ。 ユイ「俺、そーいうことされんの嫌なんだよなー。さっきまでと同じで良い」 ドラゴン「うむ、分かった。しかし、そなたの使い魔になる者は大変名誉なことだな」 そうか? 放置されまくるんだぞ? レン「でもそうだよな。使い魔ってーと魔物系と天界系に分かれるけど、どっちもお前に頭上がらないんじゃないか?魔国の王弟で最高神のお気に入りって」 まじで?w んなこと考えたことなかったwww あの鳥の立ち位置名誉だってwwwwww マジウケるwwwwwwwww ちょっと誰か除草剤まいといてwwwwwwwww .
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