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ーー授業は割愛して放課後。
え?何かあったほうがよかったか?
じゃあ…………寝てた。以上。
3回ぐらい起こされたような気もするし、1時間くらいやけに教室が静かだった気もするが……何もなかった(`・ω・´)キリッ
さて、この後はバイトだし帰るとしよう。
いったん帰って食事の準備をしなければ、帰ってきたヤツらからどんな制裁が来るか分からんしな。
なぜか……家事をするのは我が家で俺だけなのだ。
……理不尽だ。
優「ユイー、一緒に帰ろー」
結「あ?」
俺は今黄昏てるところなんだ。
邪魔すんなよ。
そんな俺をお構いなしにヤツは続ける。
優「もー、何回も起こしたのにユイは全然起きないしさぁ。体育くらい起きて参加しなよ」
あぁ、今日は体育があったのか。
じゃあ体操着使ってないから持って帰らなくて済むな。
優「聞いてるー?」
結「女どもと帰れ」
どうやったら一緒に帰るという発想が出てくるのやら。
優「みんな今日は予定があるんだってさー」
そりゃ、明日はお前の誕生日だからな。
結「俺だって今日はバイトがある」
優「でもいつもいったん帰るよね?」
……何故知っている。
ストーカーか?
優「ね、一緒に帰ろー」
男が「ね、」とかキモいだけだろ。
結「あ、もしもし。はい、出前お願いします。あ、如月です。そうですね、いつもの感じで。はい、よろしくお願いします」
優「?」
結「つーわけで、俺は直接バイト行くから」
ハーレム全員いない
↓
2人で下校
↓
異世界召喚巻き込まれ
のパターンじゃね?
俺がそんなテンプレに引っかかるかよ!
まだウダウダ言ってる優を置いて、俺はバイト先へと急いだ。
この時の俺は知らなかったんだ。
主人公の力ってのは逃れられないってことを。
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