とりあえずお医者さんごっこ

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風が吹き止む。 魔力の塊から全ての色が抜け、透明となって光を放っている。 やっと終わったか…… それを8つに分割して振り分けると、それぞれ病人の身体に吸い込まれていった。 これでとりあえずは大丈夫だろ。 魔力を封印して結界を解く。 ユイ「あー疲れた」 レン「このバカがっ!!」 うっさい(´・ω・`) 耳キーンてなった…… レン「お前が傷だらけじゃねぇか!!」 お、レンの結界ちゃんと保ったんだ。 ユイ「そんな怒るなって」 正直ヘトヘトなんだよ。 普段忘れがちだけどさ、やっぱ俺の体はガキのもんなんだよな。 疲れすぎて眠気がやばい。 レン「テメェ……聞いてやがんのか」 口調変わってるし。 ユイ「聞いてるって」 レン「俺が止めても全然聞きやしねぇ。バカだろ……こんなになって」 レンがリカバリーを唱える。 おかげで傷口が徐々に塞がっていく。 ユイ「助かる」 もう眠すぎて限界だ。 レン「で、こっからどうすんの」 そりゃ、することは決まってんだろ? ユイ「寝る」 レン「はぁ?何かあったらどーすんだよ」 ユイ「そん時は起こせ」 あー地面が近づいてくる。 顔面から地面にダイブとか初めてだなー。 なんて考えながら意識を手放した。 .
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