なんでもない日。(後編)

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ぎゅうっとくっ付いていてたら髪の生え際にさっきの夢の内容をおもいだした。 「そういやあさ、隆平の髪の色って昔より黒っぽくなったよなー?」 「ん、あぁそうだね。 髪の色だけじゃなくて成長していったら顔のソバカスも薄くなってきたし」 「ソバカスなんてあったっけ?」 「あったよー。 茶色いシミがコンプレックスでさ、鏡を見るのが嫌な時期もあった」 (そうだっけ…?) 当たり前なんだけど、俺の思い出と隆平の記憶はあまり内容がリンクしてない。 「ってか急にどうしたの?」 「んー?いや、さっきまで中学の頃とかの夢見てたからさw」 「あ~w 中田達って元気にしてんのかな?ガッコ卒業しちゃうとなんとなく疎遠になっちゃうよなー?」 「あるなー… 同窓会とか全部地元でしかやんねーんだもんな、アレどーにかならんもんかね?」←ww 「去年なんか参加者が30人しか集まらなかったってSNSに書き込みされてたよww」 「なんか寂しい…さみしーっ!ww」 もうイイ大人なんだし、 社会人でそれぞれ別の場所での生活があってのことだから仕方ないにしろ、当然のように学校に行けば顔を合わせられた頃が懐かしくノスタルジー(笑) 「俺が居るじゃんwwwそれとも足りないってか?」 「足りなくはねーンっすよ!んでも俺の心にはポッカリと見えない空洞がぁ~!」←? 「なにそれwww」 「癒して欲しいなぁ…ワラw」 「おまっホンット直球なw よーするに拗ねてンだろ?ちょっとの間しか離れてなかったのに!笑」 別に拗ねてなんか…ねーっていえね~ (;3;)図星かも←w 、
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