付き合おうかー。

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って、こんなイキナリな始まりじゃどうも説明にならないから順を追って言い訳をさせてもらうと、 事の起こりは30分前。 あまりにも唐突な出来事だった。 「あのさー隆平、俺と付き合わねぇ?」 「はー?ドコに?」 俺は読んでた雑誌から顔を上げて、テーブルの横でごろごろしてた大樹を見下ろした。 場所はなんてことのない自分達がルームシェアしている 家賃6万7千円(管理費込み)1LDKの テーブルとテレビの置いてある部屋で、 昼飯を食ってごろごろしている時だった。 (いきなり何言い出してんだ、コイツ?) 「買い物か?」 (そもそもそんな金あったら、家でグータラなんかしてねぇよな?) 俺達、ビンボーだからこうやって休みなのにドコにも出掛けられないんだし。 「コンビ二?それなら行くついでに俺のタバコも買ってきてくれね?」 「パシリかよ! っでなくてよー、彼氏彼女的な意味で付き合おうっつってんだけど、もしかして伝わってない?」 「…はぁ。誰と、誰が?」 「俺と、お前が」 (ん? どういう意味っすかそれ?) 俺、三田村隆平(24)は同居人で中学以来の親友、館野大樹(24)をおもわず凝視した。 だって…言ってる意味がこれっぽちも理解できなかったんだもんよ? 「なにそれ?意味分かんね~」 (っつーか、それより! 俺もお前も男同士なの忘れてねーか?) 笑い飛ばしながらも、内心焦った焦ったっ 、
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