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ま、古参っていっても加入時期には、一日か、せいぜい数日の差しかないけどな。
色々あったんで、ずいぶん古参に思えるっていうだけ。
先頭を突っ走る理沙の数十m後ろを、つかず離れずで走っている、一人の男。
目は細く、あまりその感情を他のやつに読み取らせることは少ない。いつも薄笑いを顔に貼り付けている様なやつだ。
今も理沙に遅れをとってはいるが、ちっとも限界って感じは……しねぇな。
未だにこいつの考えだけは全く読めないが、そうわるいやつじゃないとだけはいっておくか。
白石健人。
楽しいことなら、揉め事大歓迎っていう、ま、簡単にいっちまえば変人の類である。
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