番外編集

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もしかしたら、僕のことなど記憶から消えている方もいらっしゃるかもしれないので、改めまして。 最初は超絶ハンサム。 途中、しばしおネエ系。 そして後半では、りかのことを一途に愛したナイスガイこと、渡宮明仁です。二度目まして。 実はりかに喜んでもらえたらと、チョコレートのお菓子を極めるために、単身ベルギーへ留学。 2ヶ月後の、ゴールデンウイーク明けに帰国した時、事件は起こった。 「……りか!?」 久し振りに会ったりかは、前とは比べモノにならないほど、キラキラ輝いて見えた。 (な、何だこの、つやっつやの肌は……!) これがよく聞く“愛されちゃった女”の艶やかさというものか!? 元から柔らかそうだった髪が、今ではさらさらの絹のようになっている。 細かった腰つきも、なんだか直視してはいけないような空気を醸す。 ゴクッと喉を鳴らして、もう一度、恐る恐るとりかを見た。 「―――ッ!!!」 そこで見えてしまった、首筋に赤い痕。 (……の、) のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
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