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とある拘置所
俺はとある重罪を犯した犯罪者に会いに行っていた。
ちなみにその犯罪者本人は何も知らない。
そしてその犯罪者の前にたどり着く。
その名は・・・・
亮「お前がJS事件の首謀者、ジェイル・スカリエッティか」
ジェイル・スカリエッティ
15年前のミッドチルダ全体を揺るがした事件、JS事件の首謀者だった。
ジェイル「・・・・なんだね?君は」
亮「俺は五十嵐 亮。特務六課所属、クロス部隊の隊長だ」
俺が自己紹介をするとジェイル・スカリエッティはクスクスと笑いはじめた。
ジェイル「あの興味深い部隊の者か?ククク・・・それで?私に会いに来たようだが・・・なにかね?」
亮「あぁ、そうそう。今日アンタに会いに来たのは他でもない」
この提案はもちろんクロノ、はやては拒否をした。
だが、いつ何が襲って来るか分からないこの世界では、《戦力》が必要なんだ。
俺はなんとかして渋々だが納得させた。
だから・・・
亮「俺達と手を組まないか?」
ジェイル「なに?」
ジェイルも何を言っているんだというカオをする。
まぁ、当然か。
亮「俺達の部隊には《開発者》《策士》の方が人手不足でね。どうするべきかと考えていたら、アンタが出て来たのさ。」
ジェイル「ほぉ・・・なるほどな。」
ジェイルは納得したような返事をすると少し考え、顔を上げた。
ジェイル「良いだろう。引き受けよう。だがそのかわり・・・」
亮「釈放、そして六課の観察だろ?別に良いぜ。変な事をしない限りはな」
ジェイル「分かっているな・・・了解だ。では、開けてくれ」
その返事を聞いた後、俺はジェイルを牢獄から出し、釈放させた。
亮「よし、んじゃこのデバイスと局員証をやるよ。」
そう言って俺はジェイル用に作っていたデバイス《ダークネス》と局員証を手渡した。
ジェイル「ほぉ、良いものだな。感謝する」
ダークネス【よろしくお願いします、マスター】
ジェイル「こちらこそ」
ん?ジェイルにしてはやけに素直だな・・・少しは改心してるってことか・・・
亮「んじゃ行くぞ」
ジェイル「あぁ」
ジェイルは管理局の制服を着てから、俺についていき、俺の愛車ではあるバイク《ブレイブエグザー》に乗り、特務六課へと走り出した。
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