かわいいあの子

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今はみんなでの撮影中。 今回は好きなように撮っていいらしい。 パーティー会場みたいな感じでワイワイしてるとこを撮るのがテーマ。 だがさっきから一緒に映ろうとするとなぜか皆に邪魔される。 特に千晃と真司郎はお菓子の食べさせっこしたりクリームを鼻につけたりクラッカーを鳴らしたりして楽しそうにしている。 彼女が楽しそうにしてるのを見ているとなんだか… 可愛くて可愛くて仕方ないよ!! 鼻にクリームつけてるなんてメッチャ可愛い♪見てるだけで癒される。 普段は気を張って俺たちの事や目の前の事を目まぐるしく過ごしているが、メンバーといることで少しでもリラックス出来たらいいと思っている。 そんな風に思っていると… 「にっしー隙あり!」 末っ子とチビっ子がイタズラな顔してこっちを見ている。 「あははは!」 「真司郎~!千晃~!」 それからは時間を忘れて撮影に望んでいた。 〈え~撮影は以上になります。お疲れ様でした~!〉 「「「ありがとうございました!!」」」 「お疲れ様でした!」 「楽しかったです♪」 楽しい雰囲気の中楽屋に戻ろうとしていると… 「やだぁ~!なにこの写真!」 「なになに?あ~これは笑っ。」 「ちょっ!!宇野ちゃん持って帰ったら?笑っ。」 「えっ~~!これはちょっとねぇ~///」 「見すぎやな…」 何やら写真で可笑しな部分があったようだ。 「なんかあったの?」 「いや!にっしーは見ない方がいいっ笑。」 「なんで!?」 「ただの変顔だからっ笑。」 そのあとも頑なに見せてはくれなかった。みんなして俺は除け者だよ。 何とか宥められた俺はメンバーと御飯食べに行って写真の事なんて忘れていた。
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