甘い声

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今は新曲のレコーディング中。 彼の次は私だから待ってる所。彼の声をベースに歌う。 「♪~~♪~」 それにしてもいつもいい声… 毎日この声で起きてると思うと…/// 《OK~!西島くん今日調子良いね♪》 「そーっすか?ありがとござーます!」 《何か良いことでもあったのかい?》 「いいこと…」 その時チラッと見る彼。ニヤリと笑ってスタッフさんに恥ずかしげもなく言い放った。 「朝からうちの子猫ちゃんが可愛いかったんですよ~♪」 「なっ///ちょっ!!」 《そっかそっか!今日はすごく優しい声だったよ~》 「いや~照れます♪」 《じゃあお疲れ様!次宇野さんお願いします。》 「えっ?はい!」 「お疲れした!宇野ちゃん頑張ってね♪」 【…家で待ってるね。俺の可愛い子猫ちゃん♪】 「…へっ?///」 そそくさと帰ってしまう彼。去り際に耳打ちで恥ずかしことを!! 今から歌うのに…///絶対に顔赤いよ~!! 《宇野さん?顔赤いけど大丈夫?》 「えっ?はい!大丈夫です!」 《もし体調悪いなら言ってね?》 「ありがとうございます。私は大丈夫ですよ!」
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