プロローグ

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突然知らされた親友からの別れから5年の年月が経った。 オレは高校を無事に卒業し大学へと進学。 弟の大輔は龍之介が居なくなってから3日後に何食わぬ顔で帰ってきた。 今ではオレと弟二人で生活している。 相も変わらず毎日大学に家事仕事に大忙しのオレ。 たまに親父から電話が掛かってきたりする。 今日は清々しく晴れた朝日を見上げてオレは今日第一の大仕事に取り掛かった。 5日も続いた雨のせいで洗濯物は溜まりに溜まってしまった。 それを数度に分けて洗濯し干す。 その後、家の掃除を済ませれば時間は昼を過ぎていた。 空腹を覚え台所の冷蔵庫を開ける。 確か何か残っていたハズだ。 だが、想像していた通り中にはマヨネーズしか入っていなかった。
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