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聞き込み開始
「伽耶君。聞き込みは、危ないかもしれないよ。大丈夫かい?」
「平気ですけど。何でですか?」
「このへんの住人は、なにかを隠しているような気がする。」
「とりあいずきよつけます。」
でもやっぱりいい情報が無い。
聞き込みを開始してから1時間がたった。
「結局いい情報が無いじゃない。」
鈴華は、その場で座りこんだ。
そんなに簡単にいい情報は入ってこない。
「やっぱりなにかを隠しているのか。」
「でも良く分かりました。このへんの住人は、なにかを隠していることに。もしかして、犯人を知っているから隠しているのかもしれないですね。」
一瞬だけ俊太さんの顔が、変わった。
気のせいだろうか。
「じゃ、何で犯人を隠しているのよ!」
「犯人は、住人ととても仲が良いのかまたは、犯人に黙って置けとおどされているか。」
全部は、推測だが。
明日でももう一度現場に行くとするか。
また、明日に行くと言ったら鈴華は『私も行く。』と言い残した。
そして、今日の晩に今回の事件のことについて考えた。
何もかもがおかしい。
俊太さんの様子も、住人の様子も今回の事件もがおかしい。
次の日は、少しだけ雨が降っている。
「サイヤク。」
「何がサイヤク何でですか?」
「雨が嫌いなのよ!」
「そうなんですか。」
「いけない?」
「別に。」
「いじわる。」
「いじわるでいいです。」
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