聞き込み開始

1/2
前へ
/7ページ
次へ

聞き込み開始

「伽耶君。聞き込みは、危ないかもしれないよ。大丈夫かい?」 「平気ですけど。何でですか?」 「このへんの住人は、なにかを隠しているような気がする。」 「とりあいずきよつけます。」 でもやっぱりいい情報が無い。 聞き込みを開始してから1時間がたった。 「結局いい情報が無いじゃない。」 鈴華は、その場で座りこんだ。 そんなに簡単にいい情報は入ってこない。 「やっぱりなにかを隠しているのか。」 「でも良く分かりました。このへんの住人は、なにかを隠していることに。もしかして、犯人を知っているから隠しているのかもしれないですね。」 一瞬だけ俊太さんの顔が、変わった。 気のせいだろうか。 「じゃ、何で犯人を隠しているのよ!」 「犯人は、住人ととても仲が良いのかまたは、犯人に黙って置けとおどされているか。」 全部は、推測だが。 明日でももう一度現場に行くとするか。 また、明日に行くと言ったら鈴華は『私も行く。』と言い残した。 そして、今日の晩に今回の事件のことについて考えた。 何もかもがおかしい。 俊太さんの様子も、住人の様子も今回の事件もがおかしい。 次の日は、少しだけ雨が降っている。 「サイヤク。」 「何がサイヤク何でですか?」 「雨が嫌いなのよ!」 「そうなんですか。」 「いけない?」 「別に。」 「いじわる。」 「いじわるでいいです。」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加