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「いや、まさかな。」
そうだよ、あんなの夢だったんだよ。
ハハハ、全くつまらん夢を見たもn・・・
あれ、おかしいなまだ夢の中かな・・・
僕のとなりに黒いワンピース着た女子が寝てるんだが。
「ん、もう食べられにゃいよ。むにゃむにゃ・・・」
なんてベタなねごと言ってるんだこいつ!何、わざとなの?実は起きてるのこの子!?
てか、ホントに寝てるんだよな・・・
よし、確認しよう!
とりあえず、鼻をつまんでみた。
「むにゅ!?りにゅあってゃ。。。」
・・・寝てるな。
よし、このまま音をたてずに家を出よう。そしていつも通り仕事へ行こう。さあ帰ろう、僕の日常へ!
◇ ◇ ◇
「着いた。。。ただいま、僕の日常!」
仕事場の目の前に着くなり僕はつぶやいた。ていうか、つぶやかずにはいられなかった。
やっといつもの感じに戻れた!
こんなに嬉しいことはない!
ちなみに、僕の仕事場というのは警視庁科学技術捜査班非科学的現象対策課、通称ヒカタイのことであり、つまり僕は齢23にして立派な刑事なのである。
別に僕の親が警察のトップだとか、政治的な権力があるとかではない。
それなのにこんなことが可能になったのは、言うまでもなくヒカタイがかなり特殊だからだ。
「立派な建物ですねー、神殿か何かですか?」
はあ?なにいってんの?とツッコもうと振り返ったその時、僕は見てしまった。
黒いワンピースに三角帽子をかぶったまるで魔女のような女の子を・・・。
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