遭遇

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タムジュンはバックの前に立つと、一度だけ深く深呼吸をした。 さすがにタムジュンでも緊張するようだ。 その時、結芽が言った。 「ねえ、タムジュン……急に爆発したりしないよね?怖いんだけど……」 「えっ!?バックじゃなくて俺が爆発!?結芽ちゃん酷くない!?でもその時はリーダー……俺の変わりに結芽ちゃんのこと頼むぜ」 「なんでアンタの頼みで岳に面倒見て貰わなきゃいけないのよ!!お断りよバカ!!いいから早くバック開けてみなさいよ!!」 結芽の言葉を聞いて、俺もなんか傷ついた……。 タムジュンはめずらしく真剣に「そうだよな」とだけ呟き、バックに手を掛けた。 ファスナーを開けるジーっという音だけが部屋に響く。 良かった。 バックを開けたらいきなり爆発とかはないようだ。 タムジュンはバックの中を覗き込む。 タムジュンが叫んだ。 「おい……これって……本物かよ!?やばくないか!?」 かなり興奮しているようだ。 いったい何が入っていたんだ?
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