24人が本棚に入れています
本棚に追加
タムジュンはバックの前に立つと、一度だけ深く深呼吸をした。
さすがにタムジュンでも緊張するようだ。
その時、結芽が言った。
「ねえ、タムジュン……急に爆発したりしないよね?怖いんだけど……」
「えっ!?バックじゃなくて俺が爆発!?結芽ちゃん酷くない!?でもその時はリーダー……俺の変わりに結芽ちゃんのこと頼むぜ」
「なんでアンタの頼みで岳に面倒見て貰わなきゃいけないのよ!!お断りよバカ!!いいから早くバック開けてみなさいよ!!」
結芽の言葉を聞いて、俺もなんか傷ついた……。
タムジュンはめずらしく真剣に「そうだよな」とだけ呟き、バックに手を掛けた。
ファスナーを開けるジーっという音だけが部屋に響く。
良かった。
バックを開けたらいきなり爆発とかはないようだ。
タムジュンはバックの中を覗き込む。
タムジュンが叫んだ。
「おい……これって……本物かよ!?やばくないか!?」
かなり興奮しているようだ。
いったい何が入っていたんだ?
最初のコメントを投稿しよう!