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タムジュンが恐る恐るバックの中から取り出したそれは、紛れも無い『拳銃』だった。
そんなまさか……。
モデルガンじゃないのか?
教授もそう思ったらしく、タムジュンに言った。
「モデルガンじゃないのかい?」
「いや、本物だと思う。これって予備の弾丸だろ?マガジンってやつか?」
そう言ってタムジュンはバックの中から黒い長方形の物を取り出した。
「うそ……なんの為に拳銃なんか……」
「絶対やばいよ……タムジュン早くしまってよ」
汐莉と結芽も動揺している。
俺だって……。
一気に恐ろしいことに巻き込まれているんじゃないかって思いが膨らんできた。
「それ以外には何が入ってるんだ?」
俺はタムジュンに聞いた。
タムジュンはバックをゴソゴソ確認しながら言った。
「あー、拳銃が5丁にあとはマガジンが……10個だな」
そんな数の拳銃……。
まさか何かと戦わされたりするのか?
そんな漫画やゲームみたいな事ある訳ないよな……。
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