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ソラ「オラァッ!!」
ショウタ「うわっ!?ちょ、危ね!?」
まずは一発、試しに右のストレートを顔面に向けて放つ
少年はあたふたしつつも、ギリギリのところで避ける
ソラ「……へぇ。なかなかやるやないか」
ショウタ「何を勘違いしてんのか知らないが、絶対それ検討違いだからな!!元々、喧嘩なんかしたことない一般ピーポーのオタクだからな!!」
必死に何か言っているが、恐らく演技やろな
喋りながら回避とか、余裕ないとできへんと思うし
ソラ「そんな演技、とっくにバレてんねんぞ!!ちゃん喧嘩せんかい!」
ショウタ「くそ!盛大な誤解してる上に話も聞いちゃいねぇ!」
ソラ「ハァァッ!!」
こっち来てから肉弾戦とかほとんどやってなかったしな!あんなけめんどかった喧嘩も久々やとええもんやな!
右左と交互に拳を打ち込んでいくが、上手く後ろに飛ばれて交わされる
ソラ「えぇい!!男ならもっと攻め込んでこんかい!!」
ショウタ「おめぇと一緒にすんじゃねぇよ!こちとら能力全部使えねぇから避けるしか方法がねぇんだよ!!」
ソラ「問答無用!!」
ショウタ「ダメだ!こいつ、早くなんとかしないと!!」
逃げ回る少年をひたすら追いかける。追い付いて一発叩き込もうとすれば上手く避けられの繰り返し
ショウタ「今の状態でそんなパンチ喰らったら間違いなく死ぬ!」
ソラ「安心してや!半殺しに抑えるから!!」
ショウタ「これっぽっちも安心でき………うわっ!?」
ちょうどその時、足に限界が来ていたのか、少年がつまづいた
ショウタ「し、しまっ……!?」
ソラ「もらったぁ!!」
これで最後!!
俺の右の拳が少年の顔に向かって放たれる
勢いのついた拳は少年にぶつかる直前……
クリエ「はい、そこまでね」
……クリエに止められた
クリエ「全く、ソラ君。君はちょっと暴走しすぎだよ?そりゃ、思いきりやっていいとは言ったけどさぁ…」
ソラ「いやほんと、申し訳ない」
ショウタ「うん。まじで死ぬと思った」
魔法を解き、そのあとは突然現れたクリエから説教を受けていた
うん、まぁやり過ぎた感はあったしな
当然っちゃ当然だろう
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