プロローグ

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B「なぁ、なにやるんだ?」 空「ユーフォーキャッチャー」 俺はゲーセンに着くと直ぐにユーフォーキャッチャーの前にたつ A「いつもいつも飽きねぇな」 空「ほっとけ。好きなんだからしゃあないだろ」 それに、これが一番得意だしな 財布から100円を取り出してゲームスタート ボタンを巧みに操作して、俺は容易く一つ目を取った A「相変わらずだな」 空「まぁ、得意やしな」 続けて埋もれているのを狙う。丁度タグのところに着いていたヒモが出ている 俺はそのヒモにアームを通して取った B「呆れるくらい上手いよな」 A「俺たちは違うとこいるから、終わったら呼びに来るぞ」 空「おう。悪いな、こっちから誘っといて」 A「気にすんなよ」 二人は格闘ゲームのところへ向かった 俺はその後も着々と景品をゲットしていく 何故かは分からないが、昔からこういうのは得意だった 例えば、空高く上がったボールがどこに落ちてくるかの予測だったり 的当てとかも得意だったよなぁ……… そうしている間にも、ケースの中の景品も残り少なくなってしまう A「ほら見ろ。あんなに取ってる」 B「お前も飽きねぇのな。店の人が泣くぜ?」 空「バカか。こっちはちゃんと金だしてんねんぞ?」 そんな会話をしながら、ゲーセンを出る 店員に恨めしそうに見られたのは気のせいやんな?
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