snow Ⅰ

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今まで隣から聞こえていた 笑い声が聞こえなくなったのと同時に 俺の心の中でも何かが足りなくなっていた。 夏休みが明け学校に行くと 愛生は少しだけ髪が伸びていて 夏休み前までは肩までしかなかった髪も 今では鎖骨の辺りまでに伸びている。 その時俺の胸が ドクっと跳ねたのを今でも覚えている。 その時俺はまだ愛生に 恋をしているだなんて知らなかった。
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