第二章 ギルド

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「ここは、慎重にやるしかないな」 そう言うと、小声で詠唱する。 『闇の王よ、我に一時の静寂を与えよ』 『時の波~クロノ・ウェイブ~』 ブラス・デーモンの周りが灰色に染まり、動きが止まる。 そして、秋介は、腰に差していた刀を抜き、素早く切りつける。ブラス・デーモンの動きが元に戻ると、数体いたブラス・デーモンは、すべて地に伏し死んでいた。秋介は、弱点を知っているようだ。 「誰だ!?」 不意に気配を感じて、秋介は叫んだ。
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