第二章 ギルド

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木のかげから出てきたのは、15~18前後の女性だった。服装は、白いローブを着ていて、手には、杖を持っていた。 「おい、あんた。この森は危険だ、町に戻れ」 「戻りたくはありません、私は貴方と同じ依頼を受けています。」 そういうと、小声で詠唱する。 『光の精ルナよ、汝の癒しの力を、傷つきし者に聖なる光を。』 『治癒~ヒール~』 秋介が隠していた傷がみるみる癒えて行く。 「なぜ隠していた傷がわかるんだ?」 秋介は、疑問に思い問いかけた。 「私は、聖なる守護者、ルナ・ウィリスの第32継承者です。傷を隠していても、一目で分かります。」 そう言うと、秋介の隣へ来た。 「私も付いていきます、貴方は見たところ、無茶をする人のようなので。」 「構わないが、ホントにいたんだな、ルナ・ウィリスの継承者。」 「ええ、公には、名乗れませんので。」 そういうと、軽く自己紹介した。 「私の名前は、クレア・ウィリス、以後宜しく。」
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