2人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
木のかげから出てきたのは、15~18前後の女性だった。服装は、白いローブを着ていて、手には、杖を持っていた。
「おい、あんた。この森は危険だ、町に戻れ」
「戻りたくはありません、私は貴方と同じ依頼を受けています。」
そういうと、小声で詠唱する。
『光の精ルナよ、汝の癒しの力を、傷つきし者に聖なる光を。』
『治癒~ヒール~』
秋介が隠していた傷がみるみる癒えて行く。
「なぜ隠していた傷がわかるんだ?」
秋介は、疑問に思い問いかけた。
「私は、聖なる守護者、ルナ・ウィリスの第32継承者です。傷を隠していても、一目で分かります。」
そう言うと、秋介の隣へ来た。
「私も付いていきます、貴方は見たところ、無茶をする人のようなので。」
「構わないが、ホントにいたんだな、ルナ・ウィリスの継承者。」
「ええ、公には、名乗れませんので。」
そういうと、軽く自己紹介した。
「私の名前は、クレア・ウィリス、以後宜しく。」
最初のコメントを投稿しよう!