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『おい、あの青年ゴツイの吹き飛ばしたぞ。』
『凄いわねあの子、この町のギルドに入れるわよ。』
店の客がざわめきだした。そんな事は気にせずマスターの所へ行く。
「マスターすまない、これは店の修理代だ。」
そう言うと絹の袋を取り出した。結構入っているようだ。
「そんな、秋介さん、修理代にしては多すぎますよ。」
「迷惑料も入れてる。受け取ってくれ。」
そう言うと、ゴツイ男の方へ歩み寄る。
「大丈夫か?」
秋介はゴツイ男に手をさしだした。
「ああ・・・大丈夫だ。」
体の痛みを堪え、秋介の手を取る。
「すまないな、ついカッとなってしまった。修理代お前が出したんだろ?」
そう言うと、懐に手を入れた。そして絹の袋を手渡した。秋介は、欲しくないというそぶりをしたが、強引に渡す。
「お前に対する迷惑料だ。受け取ってくれ。」
そう言うと、酒場から出ていった。
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