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いつものように散歩している私
葉山さんに会ったあの場所が見えてきた
あの時、握手してもらった手を見て思い出していた
「あの角から葉山さんが歩いてきたんだよね~奇跡みたいなことが起こっちゃったからもう私には幸せなんか来ないのかなぁ」
なんて思いながら歩いていると、少し前に停まっていた車から誰か降りて、こちらに歩いてきた
よく見るとそれは、葉山さんだった
私は葉山さんが歩いてくるのをじっと見つめてた
また会えたことに感動して、ただただ葉山さんを見つめてた
私の前までくると、葉山さんは
「こんにちは」
と言った
私が何も言えず固まっていると
「あのぅ葉山ですが、覚えてますか」
「…はい」
私は戸惑いながらも精一杯答えた
だって葉山さんが私に話しかけてるんだもん。だって葉山さんからだよ!ありえないって!!
「少しお話したいんですが、お時間いいですか?」
「はい。」
と答えた私は、どうして?なんで?と頭の中がぐちゃぐちゃになりながらも、葉山さんの後ろを歩いて、車に乗った
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