僕のお母さん

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しばらく歩くと、もうこそは見たことのない景色に変わっていた。 車が多いな…。 人間たちに混ざって、信号を待っていると「猫だー」と子供が近付いてきた。 「猫ー!!猫~ぉ」と、ぐちゃぐちゃに撫でられ、僕は嫌になったから信号を渡らず走って逃げた。 もうと優しく撫でてよ…。 そう思いながらしばらく走った。 それにしても今日は人が多いし、親子連れが特に目立つ。 僕もお母さんと一緒にお散歩したいなぁー。 人通りを抜けたので、僕は再度歩いた。 普段この時間はお昼寝をしているので、なんだかとても眠い…。 これから長旅になるんだから 公園でゆっくり休みたいなぁー…。 そう思いながら休める場所を探した。
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