僕のお母さん

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次の日、僕はまた公園に行った。 今日はユラ君のお母さんのことを聞いてみたいと思ったから。 「ユラ君おはよう」 「コロ汰、昨日はあれから大丈夫だったかい?」 ユラ君はクールに見えるがとても優しい。 「うん。驚かせてしまってごめんね」 僕が照れくさそうに謝ると、ユラ君は何処から仕入れたのか煮干を1匹差し出してくれた。 それを半分にして一緒に食べながら ユラ君のお母さんの話を聞いた。 「僕のお母さんは白猫だったよ」 僕は驚いて煮干の頭を落としてしまった。 「そんなに驚くことはないよ。毛並みの色なんて配合の仕方でどうにでも変わってしまうものだから」 物知りなユラ君の話は時には難しくて、僕がついていけないことは多々ある。 「ユラ君のお母さんは今どこにいるの?」 僕の質問にユラ君は笑って答えた。 「僕たち動物はいつまでも一緒にはいられないんだよ。小さな頃に親離れをさせられて、一人で生きていかなきゃいきないんだよ」 でも僕は、本当のお母さんに一目で良いから会ってみたい!!そう思ったんだ。
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