3章

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ちなみに今日からは普通の任務と違う。 合宿侵略―――――― 簡単にいえば地球人を騙して自分の子供と認識させ、住み込む。 地球人と違うところはそういう能力を持っている、というとこか。 「梛木くんはどういうとこにするの?わたしはー」 勝手に理想を語り始めた同じ東京メンバー、羽野美貴(はの・みき) この女は優秀だから話が合う。 「………普通の家庭」 「だよねえ、わたしもそうするつもり」 ボクは以前、羽野が好きだった。 しかし羽野は柳が好きということを知ってからは会話どころか挨拶すらしていない。 なんて小さい男だ。
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