初章

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眠たい目をこすりながらリビングは向かう 「あーやーっと起きてきた、ほらさっさと準備しなさい」 リビングに入って早々、小言を言っているのはボクの母だ。 「早くご飯食べて任務へいきなさいよ」 任務――――――――――――― 「そういえばお隣の香田さんが言っていたけど地球が無くなれば海王星が一番らしいわよ。だから精一杯頑張るのよ」 どこからそういう考えになるのかわからない 冥王星が惑星として認められなくなってボク自身、海王星も危ないのではないかと思っていたのに 結局大丈夫だったっぽいけど そんなことをブツブツ考えながら食パンをかじる 一応言っておくが海王星人でも地球人と何ら変わらない。 お隣さんの名字だって名前だって、食べるものだって飲むものだって、しゃべる言葉だって… だから地球人とは仲良くやって行けばいいのにななんて思う 思ってもボクは「侵略」をしなければならない 海王星派遣軍「KH」の一員だから。
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