心に傷を持つ少年

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霊暗室・・・ 俺の「遺体を見せて欲しい。」という要望に刑事さんは「まだ六歳の子が見ていいものじゃない。」と渋っていたが、粘りに粘って交渉し、今は霊暗室に安置されている両親の遺体を見せて貰っている。 聖也は両親の遺体の顔に被せてあった布を取る。 「・・・」 (・・・父さん・・・母さん・・・) 亡くなっていたのは確かに聖也の両親だった。 聖也は両親の顔に再び布を被せてやると、何も言わずに霊暗室から出ていった・・・
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