プロローグ

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「あとケータイの充電器入れるだけかな。」 大きな旅行カバンのチャックを閉めてちょっと休憩。 きれいに片付けられた自分の部屋を見渡す。 ハンガーに掛けられているのは明日から着る新しい制服だけ。 タンスの中の服はもうほとんど着ないようなものばかり。 勉強机の上にはフォトフレームーーーーー。 「あっ!!忘れるとこだったー。」 この写真には、今より少し幼い美空と美空の両親、兄の海斗そして昔よく遊んだ男の子とその子の両親、弟が満面の笑みで写っている。 懐かしいー。 ユウ君、今どこにいるのかなぁ? 背とか高くなってるのかな? 声とか変わってるんだろうなー。 また会って喋ってみたいなーーーーー。
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