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こうして、いつも通りお兄ちゃんとわたしが話すたびにバトルになり、そのたびにお母さんかお父さんに怒られるを繰り返していた。
でも、学校が近づくにつれて、わたしもお兄ちゃんも口数は減っていった。
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「いつでも連絡してきなさい。」
とお父さん。
「ちゃんとご飯食べてね。」
とお母さん。
お兄ちゃんはどや顔で
「青春してこい!」
と言って最後にわたしだけに聞こえるように
「無理やり受験させて悪かった。」
と謝った。
でも、わたしはお兄さんがずっと心配してくれているのを知っているから
「謝らなくていいよ。」
と笑顔で言った。
そして
「みんな元気でねー!」
と言って大きな旅行カバンを持って寮へ歩いていった。
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