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僕は家に入ると真っ先に自分の部屋へ行きベットにダイブした
殺風景な部屋、必要な物意外は置かない主義なんだ
「ただいま・・・」
そう呟いても誰かが返事をくれるはずもなく
先ほどのため息同様、暗い部屋に消えて行った
僕はベッドに頭をうずめる
先ほどの商店街の光景がよみがえってくる
・・・本当は商店街なんて行きたくなかったんだ
どうせ皆は僕を避ける
だって・・・僕の髪の色は・・・
皆と違う、白色だから・・・
この髪色を見て、皆は僕を不良だと思い避ける
そして両親も・・・・
あぁ!!こんなこと今思い出して何になるっていうんだ!!
「そうだ!」と思いだし傍にあるレジ袋をひろげ中から
何かをとる
「・・・フフフッ」
思わず不気味な笑いが出てしまったがしょうがない
なんていったって・・・!
「新作プリン!!ゲットだゼッ!!」
どこかのモンスターを集めて戦わせるようなアニメのヒロインの台詞を引用しながら僕が右手に高くもち上げたもの
それは”新作!!”と大きくラベルにかいてあるプリンだった
そう・・・僕は大のスイーツ好きで、新作が出ると必ず発売日に買いに行くのだ
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