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言われた通り感覚で魔力を操り、手のひらの上にボールの形に集める
いびつではあるが、なんとか球体の形を保つことが出来ている
善春の方を見てみると僕と同じ様にいびつではあるが、なんとか球体の形を保つことが出来ている
「いい感じね……なかなか才能があるわ、じゃあそれに何でもいいから属性を吹き込んでみて頂戴、やり方はまあ、イメージしてみることね」
イメージ……イメージ…イメージ
どんなイメージをすればいいのかよくわからない……ん~光属性だし、やっぱり光をイメージすればいいのかな
頭の中に光るもの……イメージしやすい電球をイメージする
すると、手のひらの上にある魔力のボールが眩い光を放ちはじめた
「おお、出来た!」
「良いわね…それは初級魔法のライトボールよ」
何はともあれ僕の初魔法だ、何だか嬉しいな~
「俺も出来たぜ」
善春の手のひらには僕とは真逆の一寸の光も通さないような真っ黒なボールがあった
「初級魔法、ダークボールね上出来よ」
「よっしゃ」
善春は嬉しそうにガッツポーズをする
「2人とも凄く素質が良いわね、この調子ならすぐに上達するわよ……さて、2人とも泊まる所とか無いんでしょ?ならうちのギルドに暫くの間泊まっていくといいわ、カードも出来るまで少し時間がかかるしね」
「あ、ありがとうございます……じゃあお言葉に甘えて暫くお世話になります」
僕と善春は受付嬢にお礼を述べる
「別に良いわよ……さて、部屋に案内するけど……やっぱり別々の方が良いわよね?お年頃だし……あ~でも部屋1つしか余ってないんだった……どうしよう」
あ……誤解とくの忘れてた
「あ、あの~僕はおと「あ、コウちゃんは私と同じ部屋で良いわね」……男……なんだけど」
聞いてないし、聞く気も無いよね……絶対
なんか僕を見る目が小動物を見るそれと同じになってる気がするんだけど
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