異世界と~ちゃ~く

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「男の子なのは知ってるわよ~、さっき紙を見て確認したから……でもびっくりしたわ~てっきり女の子だとばかり思ってたから」 「知ってるなら僕は義春と同じ部屋でも「嫌だ」……何でですか?」 「コウちゃんは可愛いから、ヨシハル君に襲われちゃうよ?」 「そんなことしないよね?義春」 「………………ああ」 今の間は何なんだよ、思いっきり躊躇わなかったかな 「ねえ、大丈夫だよね?」 何だか怖くなったので再度確認 「いや、すまん見た目と言動が女の子にしか見えないから一緒の部屋で理性を保てる気がしない」 「はい、けって~い!じゃあ早速行きましょうか?ヨシハル君の部屋も案内するわ」 よしはるぅぅぅぅぅぅぅぅ、僕は男だぁぁぁぁぁ ルイスに担がれて無理やり連れて行かれる 嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ って、今更気づいたけどルイスって背が高いな善春と同じくらいかな?この中で僕だけダントツで低いや(因みに163cm) ◇◆◇◆ 現在、ルイスの部屋に居ます 部屋は2人用らしくて、ベッドが2つあり僕はルイスが普段は使っていないベッドに腰掛けている……正確にはルイスに抱き抱えられている 「この後、親睦会もかねてみんなでぱぁーっと行きましょうか」 ルイスがご機嫌で僕の頭を撫でている……まあ幸せそうなので無理やり止めさせたりする事はしないけど 今更だがルイスの容姿は茶色の髪を肩甲骨辺りまで伸ばした綺麗なストレートで、顔は……うん、超綺麗な人だ……これで僕達と同じ16歳と言うのが信じられない、どうみても同い年というよりは20代のOLくらいにしか見えない そのため、同い年だと分かってもついつい敬語を使ってしまう 「親睦会って4人でですか?」 「ん~私と、コウちゃんとヨシハル君とマスターとだから……そうね、4人ね」 「へ~そうなんれすか……ふぁあ」 だんだんと眠くなってきて欠伸が自然とでる 「あらら?眠くなっちゃった?」 「はい、少しだけ」 「うふふ、このまま寝ちゃっても良いわよまた後で起こしてあげるから」 ここはせっかくだしお言葉に甘えて少し眠ろうかな 「じゃあ、おねがいしまふ」 睡魔に任せて意識を手放した
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